(ヽ´ω`) < 助けてほしいマン

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(ヽ'ω`) < VultrはDigitalOceanを殺すのか? - 日本リージョンとWindows -

(ヽ´ω`) < 追記2: 2015/09/28

コメント欄にてid:masakielastic2より、日本リージョンのネットワーク転送量が400GBになってるぞ〜 と情報をいただきました。ありがとうございます!

実際に下記のようにアナウンスが出ており、2015/09/01より転送量が200GBから倍の400GBになっています。

www.vultr.com

新規と既存、両方のインスタンスで新しい転送量が適用されるとのこと。

(ヽ´ω`) < 追記: 2015/02/15

コメント欄にてid:yunyさんより、Japanリージョンのネットワーク転送量についての情報を頂きました。ありがとうございます!

VULTRは東京リージョンの転送量上限が極端に低くて、1番下のプランから月間200GB単位しかありません。 で、これを超えると1GBあたり$0.05。1TB換算で$50とかなり高く… 東京だとスタンドアロンで使うのが良さそうです。

実際に確認してみたところ、確かにインスタンス作成画面でJapanリージョンを選択すると"1000GB TRANSFER"と書かれていた部分が、しれっと"200GB TRANSFER"と変わっていました。

(ヽ´ω`) < 恐ろしい

(ヽ'ω`) < Japanリージョンが欲しい…

国内・国外問わず、色々なところがVPSサービスを提供しているが、海外の時間あたりの激安VPSといえばDigitalOceanが有名。

Web APIが用意されており、Vagrantと組み合わせてアレコレすることも可能という事で、面白いサービスだ。

ただ、海外産のサービスなので、選択可能なリージョンの中には日本は含まれていない。地理的な直近リージョンはシンガポールとなっている。

地理的な距離は、必ずしもネットワーク上での距離と比例はしないのだが(日本だと隣り同士の県でも一旦東京・大阪に迂回というケースがある)、国を跨ぐような通信の場合、海底ケーブルの本数も限られているため、やはり地理的な要因が大きく出ることがほとんど。

実際にDigitalOceanシンガポールリージョン上のDropletに対してpingを打っても、100msは切れないという報告が多い。(ただ、それまでのアメリカ国内のリージョンが更に遅かったので、相対的に「早くなった!」といった感想が多いのだが)

そんなわけで、時間課金で日本リージョンを提供するサービスはないかなーと探してみたところ、https://vultr.comというサービスを見つけた。

(ヽ'ω`) < DigitalOceanとVultrの比較

海外のフォーラムや記事などを見ていると、DigitalOcean, Vultrに加えて、Linodeの3つが、時間課金制でSSDのVPSとして比較されることが多いようだ。

それぞれの金額ページを以下に示すと、

このとおり、DigitalOceanとVultrは最安プランで$0.007/h、Linodeも日本リージョンはあるものの$0.015/hで2倍以上の金額となるので、今回の比較対象からは外す。(今回は価格優先の比較だが、機能面で考えるとNodeBalancerと呼ばれるロードバランサーを持っているLinodeも十分に魅力的)

VultrとDigitalOcean、価格がほぼ一緒となると、やはり一番大きなポイントは日本リージョンがあるか。コレに尽きる。

ディスクやCPUのパフォーマンスについては、以下の投稿で詳しく比較している。

Benchmarks - DigitalOcean vs Linode vs Vultr [48GB 16 CPUS] centminmodbench.sh results | Centmin Mod Community

ざっと見た限りでは、Vultrは(他と比較して)CPU性能が高く、Disk性能が低い傾向にあるようだ。ネットワークはリージョンによって大きく違うので、参考程度に。この辺りのスコアは日進月歩の世界なので、随時変わっていくだろうし、性能限界までとなるとそもそも共有型のVPSはどうなんだという話になるので深くは突っ込まない。

(ヽ'ω`) < Vultrの隠し玉、Windows Server 2012 R2

実際、他のVultrに関して紹介しているページを見てみても、日本リージョンがあるという事にフォーカスされている記事がほとんどだが、実はVultrには大きな隠し玉がある。

それは、OSでWindows Server 2012 R2提供しているということ。

実際にOS選択の画面には、Windows Server 2012 R2 x64の選択肢がある。

気になる料金だが「サーバ料金+OS使用料」という形ではなく、ベースのサーバ料金がアップする。最安プランでは、下記の通り1core/1GB memory/20GB SSDで$21/月($0.031/時)となる。

また、ライセンスについてだが、明記はされていないがSPLAライセンスで運用されていると思われる。 (SPLA以外だとモロにライセンス違反なので、さすがにそんな自殺行為はしないだろう)

Windows Server 2012 R2 / System Center 2012 R2 ライセンス早わかりガイド |マイクロソフト サーバー & クラウド プラットフォーム

SPLAで提供されているWindows利用について、クライアント側のライセンスはどうなのよ? というところは、以下のページが参考になる。

Windows Server on AWSにCALは必要か確認した | Developers.IO

このページではAWS上のWindows Serverについて説明されているが、SPLAライセンスについては大きな違いは無いだろう。CAL必要ないとかマジですか?

使い方は人によってそれぞれだと思うが、通常のサーバとして使用する用途とは別に、

  • Windows版しか出ていないアプリケーションの利用
  • サイト制作後にInternetExplorerでの挙動を確認
  • サブスクリプション型のOffice365を使って、必要な時だけWindowsでドキュメントを編集
  • 挙動が怪しいソフトウェアの検証(VPSなので検証が終わったらOSごと削除)

などが考えられる。サーバOSなので、一部のコンシューマ向けソフトが動作しないという事もあるだろうが(バックアップ系ソフトはほぼ全滅のはず)、それでも試してみる価値はある。

$0.031/時という事は10時間使っても50円以下(2015/02/02 \117/$)。

DigitalOceanもWindows系OSの提供について、ユーザの意見を聞いて判断すると述べており、実際にユーザからの要望も多い。対抗して出してくるのは時間の問題と思われる。

Support Windows Server – Customer Feedback for DigitalOcean

(ヽ'ω`) < 例のアレです、アレ

SSD VPS Servers, Cloud Servers and Cloud Hosting by Vultr - Vultr.com

上記リンクからサインアップして貰えればウハウハってやつです、もしMakeMoneyできたらDigitalOceanとかLinode、さくらのクラウドとかとの比較記事でも書いてみますかね。

(ヽ'ω`) < ところで、何このタイトル?

(ヽ'ω`) < なんか気分でつけました